社内結婚メンバー座談会

尾道さつき会で社内結婚した2組の夫婦が登場。
働く環境や育児休暇のことなど、
本音を語り合ってもらいました。

CROSS
TALK
宮地公平(みやちこうへい)さん、
聡魅(さとみ)さん夫婦
ともに「特別養護老人ホーム星の里」勤務
仲本明洋(なかもとあきひろ)さん、
梨穂(りほ)さん夫婦
明洋さんは「尾道サンホーム」勤務、
梨穂さんは「児童発達支援センターあいあい」勤務

いまや産休・育休の取得や職場復帰は当たり前。
夫婦で同じ職場だから、無理なく安心して働ける。

実際、産休・育児休暇は取得することができましたか?実際、産休・育児休暇は
取得することができましたか?

仲本梨穂

勤務していた「児童発達支援センターあいあい」で、最初に産休と育休を取得したのはおそらく私が最初でした。

仲本明洋

尾道さつき会には「イクメン休暇」という制度があり、私も取得したかったのですが、残念ながらタイミングを見失ってしまって(笑)。有給休暇とは別に、特別休暇のような形で2〜3日取得できるもので、子どもが産まれるときの病院の送り迎えや、出産の立ち会いなどで使える休暇です。

宮地公平

私は出産に立ち会いましたが、第1子が産まれたのは朝5時半頃。このときは仕事に影響せず、第2子は午後3時頃でした。仕事で利用者様を送迎した後、病院に向かって出産に立ち会い、産まれてすぐ職場に戻って送迎という、タイミングの良い出産になりました(笑)。

仲本梨穂

私の夫も出産に立ち会ってくれて、第1子が夜10時半、第2子が早朝4時半だったかな。
2人ともすぐに産まれてきてくれました。出産ギリギリまで働いていましたが安産で、育休もきっちり取得しました。

宮地聡魅

尾道さつき会では今、どの事業所でも育休や産休はほとんど当たり前のように取得していると思います。実際、今も職場で2名が育休中。私が出産した頃から結婚・出産する職員が増え、その頃から今まで常に誰かが育休や産休に入っているような状態が続いています。

仲本明洋

男性職員でも育休で2週間とか、中には1ヵ月間取得した方もいらっしゃいますね。
男女問わず、尾道さつき会は育休も取得しやすい職場だと思いますよ。家事については、奥さんに任せっぱなしにするのではなく、自分も少しずつ分担するように心がけています。

夫婦で働き続けながら、子どもを育てることについて。夫婦で働き続けながら、
子どもを育てることについて。

仲本梨穂

2人目が産まれて職場復帰した頃から、夫は少しずつ洗濯物を干すなどの家事を手伝ってくれるようになりました。今、働き方改革が注目されていますが、夫は交代勤務なので、食事がなかなか一緒に取れないときもあります。そんなときは意識して定時に終業できるようにし、一緒にご飯を食べるように心がけています。

宮地公平

独身のときは結構遅くまで残って仕事をしていましたが、今は早く帰って子どもをお風呂に入れなきゃとか、家族と一緒に夕食を食べようという意識がありますね。できるだけ時間内に仕事を終えられるように心がけているつもりです。

宮地聡魅

私は現在、勤務時間6時間の「時短」で働かせてもらっています。子どもが小学校に上がるまでは、必ずしもフルタイムでなくても良く、時短という働き方も選べるようになっています。子育て中の身としてはとてもありがたいのですが、周りの職員さんにはちょっと申し訳ないなという気持ちもありつつ、うまく調整していただいて本当に感謝しています。

社内結婚のいいところは?

仲本梨穂

職場内結婚は、給与を含めて勤務時間や仕事内容などすべてが把握でき、お互いに仕事が大変な時期も分かっているので、協力し合えるところが良いと思います。後輩への接し方やメンタル的なことなど、お酒を飲みながら相談できたりするのも同じ職場で働いているからこそできることですから。

宮地聡魅

そうですね。確かに、仕事上の相談ができるのは良いことですよね。

仲本梨穂

結婚する前までソフトボールのサークル活動を一緒にしていました。結婚したときにはサークル仲間が内緒でお祝いを用意してくれて、とてもうれしかったですね。

宮地公平

私たちが結婚したときは、妻が職場で人望が厚かったこともあり、職場の仲間が完全にサプライズでミニ結婚式を企画してくれました。会議室でのミニ結婚式でしたが、ケーキまで用意してもらってびっくりしました。

宮地聡魅

職場に仲の良い同年代の職員がいて、その人たちが中心になって企画してくれたようです。本当にうれしくて、感動もひとしおでした。

仲本明洋

私は地元が沖縄なので、挙式は沖縄で行いました。さすがに職場の仲間は沖縄だと遠くて参列できなかったのですが、ウエディングパーティーはこの尾道でレストランを貸し切って開くことができ、私たち二人の同僚みんなが出席してくれました。

尾道さつき会で働くことを考えている人たちへ。尾道さつき会で働くことを
考えている人たちへ。

仲本梨穂

今の職場は、これまで40〜50代の職員が中心でしたが、ここ2〜3年で20代の職員が多く入ってきました。その人たちに長く働いてもらえるように、そして地元以外の出身者も増えているので、結婚・出産してから両親の助けがなくても安心して働ける環境を整えてあげなければいけないのかなという思いはありますね。さらに「ノー残業デイ」を実施したり、定時退勤できる環境の整備、育休・産休を無理なく取れる適切な職員配置などがこのまま整えば、今以上に後輩たちの安心感につながると思っています。

仲本明洋

尾道さつき会は世代を問わず、男性でも育休取得が当たり前にできるような職場風土になっていくのではないでしょうか。夫婦が共に働き、共に家事をするという姿勢で、後輩たちには職場結婚することによる楽しさも伝えていきたいと思っています。後輩の中には、「結婚はしなくていいや」と考えている人もいて、私もそこまで結婚したかったわけではありませんでしたが(笑)、実際に結婚してみて楽しいことや良かったこともありますから。

宮地聡魅

今の職場は職員数も適正で休暇も比較的取りやすく、お互いにうまく仕事をカバーし合える環境が整っています。こうして助け合える職場環境を、今後も継続していきたいですね。