INTERVIEW 01.

INTERVIEW1
「星の里・今津野の家」管理者/相談員
井上 敬太
さまざまな部署や事業所で
多彩な業務に挑戦しながら
介護のスペシャリストを目指す
管理者、相談員、介護の業務を担いながら、
人の役に立てる喜びを日々実感。
大学で介護について学んだ後、先輩から「ここは自分が成長できる職場」と聞き、尾道さつき会に就職しました。 現在は「星の里・今津野の家」に勤務しています。仕事内容は、管理者としての業務、相談員業務、介護業務の主に3つ。
まずは管理者として職員の勤務シフトを組んだり、利用者数の把握を行い、本部との連絡を図っています。 相談員業務は、ケアマネージャーから連絡をもらい、利用を希望されるご本人やそのご家族と週に何度、
何曜日に利用したいかなどを話し合います。介護業務は文字通り、介護現場で利用者の介助やレクリエーションを実施するといった仕事です。この仕事を通して、意欲が出ずに地域で孤立しがちだった利用者が、意欲的に変わって楽しく交流している様子を見たり、「ここがあるおかげで元気が出るよ」といった声をいただくたびに、
少しでも人の役に立てているのかなと実感できています。
情報交換やアドバイスで高め合える職場。
将来は信頼の厚い介護のスペシャリストに。
他の介護施設に就職した同期生からは、「ずっと同じことの繰り返し」ということをよく聞きます。 しかし、尾道さつき会には事業所や部署の間で情報交換をしたり、「こうした方がいいよ」といった改善のための
アドバイスをし合いながらみんなで高め合う土壌があります。常に上昇志向をもって仕事にあたり、
毎年自分が成長できているという実感は大きいですね。 異動のたびに新しい業務にチャレンジできるのも、いろいろなことをやりたい自分にとって良い環境で、他の部署で働く職員との親睦を図る交流会は、自分の刺激になる大切な機会です。 将来は、誰に何を相談されても的確にアドバイスできる介護のスペシャリストになるのが目標。 そのような上司が身近に多く、信頼できる方ばかりなので、良いところをどんどん取り入れて、いずれは自分がお手本になれるような管理者になりたいと思っています。

1日の流れ

  • 8:30朝礼(当日の業務内容確認など)、送迎対応か利用者迎え入れ準備
  • 9:00利用者迎え入れ、お茶出し、バイタルチェック、利用者と団らん
  • 10:30体操、レクリエーション 管理者業務・相談員業務におけるパソコン作業・カンファレンス等
  • 12:00昼食後の利用者誘導、トイレ介助、服薬介助、口腔ケア 食後のお昼寝、創作活動、家事活動を利用者に合わせて提供
  • 13:00休憩
  • 14:00体操、レクリエーション、散歩、利用者と畑仕事
    管理者業務・相談員業務
  • 15:00おやつ時の利用者誘導、トイレ介助、利用者と団らん
  • 16:00利用者の送り出し、送迎
  • 17:00本日の利用状況のシステム入力、介護記録、申し送り日誌の作成
  • 17:30終業

INTERVIEW 02.

INTERVIEW2
「サポート&ケアセンターフレンズ」生活支援員
岡田 菜奈
利用者にとって身近な存在で
頼りがいのある生活支援員。
それが私のめざす理想の姿です。
生活支援の仕事を志して今の職場を希望。
自立した生活を送るために影でサポート。

中学生のときに職場体験で障害者の方のヘルパー体験をしてから、障害者支援の仕事に就きたいと考えるように なりました。尾道さつき会が運営する尾道福祉専門学校に入学し、主に高齢者福祉について学びました。
そして、そのままここに就職し、障害者支援施設「尾道サンホーム」で5年働き、今年から
「サポート&ケアセンターフレンズ」で利用者の方の生活支援や通院支援、買い物などの支援を担当しています。
「自分でできることは自分でやる」をモットーに、できるだけ一人ひとりが自立した生活を送るためのサポートを行っています。ここへの異動は、「生活支援の仕事をしたい」と自ら希望。
尾道さつき会には事業所が多くあるため、自分が志す仕事を突き詰めてステップアップできる
環境が整っていることはとても恵まれていると思います。

同期生からの刺激は向上心の原動力。
感情的な場面でも冷静な対応を心がける。

事業所によって、苦労することもそれぞれ違ってきます。
以前は介護現場での仕事が主でしたが、ここでは買い物の際はお金の準備、通院に際しては病院の予約など、
利用者の方を影で支える仕事が中心。
私よりもここでの経験が長い同期生を見ていると、細かいことまでよく気がつくなと感心させられることが多く、頼もしいと同時に「私もがんばらなければ!」と刺激を受けることも多いですね。
時には利用者の方とのやりとりの中で、感情的に何かを訴えてこられることがありますが、
そんなときはまず目線の高さを合わせて話すようにします。
あくまでも冷静さを保ちながら、利用者の方の思いをできるだけくみ取るように心がけているつもりです。そうした毎日の中で、何気ない会話を交わしながら見せてくれる利用者の方の笑顔や、
思わずクスッと笑みがこぼれるような言い間違いに、気持ちが和んだりお互いに笑い合ったり…。
そんなささやかな瞬間が今の仕事のやりがいにつながっています。

1日の流れ

  • 8:30出勤、整容支援、作業所送迎利用者の送り出し
  • 9:00朝礼、早朝勤務者から引継ぎ、当日業務の確認
  • 9:30通院支援、買い物、パソコン業務
  • 11:00昼礼、遅出勤務者へ申し送り
  • 12:00休憩(昼食)
  • 13:00館内の消毒作業、買い物、パソコン業務
  • 14:00通院支援、会議
  • 16:00夕礼、夕方勤務者へ申し送り、作業所送迎利用者の迎え入れ
  • 16:30利用者と団らん(相談や悩み事等の聞き取り等)
  • 17:00入浴支援、申し送りのまとめ
  • 17:30終業

INTERVIEW 03.

INTERVIEW3
「デイサービスしまの風」 管理者/社会福祉士/介護支援専門員
薄墨 邦明
地域貢献活動に力を入れ、
高齢者を元気にすることで
互いに支え合う環境を実現する。
利用者の元気を取り戻すサポート役に徹し、
地域全体の福祉向上をめざす毎日。

福祉系の大学を卒業し、実習先の指導員の方に紹介された尾道さつき会に就職して25年が経ちます。
現在の職場は向島町にある「デイサービスしまの風」。在宅の高齢者の方が食事や入浴、リハビリなどのために通所される施設で、管理者として関係機関との連携や現場スタッフの管理などを担当しています。
以前は相談員やケアマネジャーとしての仕事を担っていましたが、尾道さつき会は規模が大きいため、
いろいろな部署の仕事を経験できるのが魅力。
社会福祉法人として、地域の高齢者や障害者に対する福祉の向上をめざす姿勢は常に変わらず、
私が就職当初から抱いていた「地域全体の福祉の向上に携わりたい」という思いが叶い、毎日充実感があります。
初めは元気のなかった方が、私たちのサポートによって元気を取り戻していく姿を見られるのがうれしいですね。

自ら立ち上げた「尾道あるこうかー」。
高齢者を元気にする活動で地域に貢献。

会福祉法人は、一般企業などに比べて税制優遇などの恩恵を受けている分、きちんと地域貢献することで社会福祉法人としての責任と役割を果たさなければならないという思いが設立当初から強くあります。
その地域貢献活動の一環として介護予防事業に力を入れる中で、私が立ち上げたのが「尾道あるこうかー」です。
地域の高齢者を対象に、2本のポールを持って歩く「ノルディックウォーク」を行い、歩行が困難な方には筋力トレーニングを行って歩ける状態になってから参加してもらいます。
参加を重ねて顔見知りも増え、楽しみながら身体機能が向上できる実感が得られるせいか、
多くの方が継続して下さっています。この取り組みで、孤立しがちだった方も人と話す機会が増え、元気になるだけでなく高齢者同士が支え合う環境づくりにもつながりました。この活動をますます充実させるとともに、
サポートしてくれる後輩の育成や新たな取り組みの模索など、やりたいことはまだまだ尽きません。

1日の流れ

  • 8:30出勤、朝礼(業務確認)
  • 9:00管理業務、介護支援専門員業務
  • 12:00休憩
  • 13:00管理業務、介護支援専門員業務
  • 17:30終業