さつき会の想い
「変化する時代のニーズに応えること」
平成26年6月より理事長に就任した平石です。
社会福祉法人尾道さつき会は、昭和53年5月、地域での生活を願う障害を持つ方やその保護者、教育関係者等の熱意によって開設された無認可作業所が出発点です。
現在、障害・高齢関係事業のほか、福祉専門学校も経営しています。このように事業が拡大したのは、設立時に行政や多くの市民からの物心両面にわたる支援を頂いた経緯があり、経営の透明性を貫きつつ変化する時代の中で利用者や家族のニーズに速やかに応えてきた結果だと思っています。
今後はそのことに加え、「魅力ある福祉・介護現場の実現」ということを運営の基本に掲げたいと思っています。
近年、福祉や介護に従事することを希望する若者が少なくなってきましたが、福祉や介護の仕事は極めて人間的な意味のある仕事です。にもかかわ らず、 福祉の道を志す人が少なくなってきたという事実は、 私たち福祉経営者が利用者へのサービスほどスタッフの労働環境等に関心を払ってこなかったと いう側面があったのかもしれません。
社会福祉事業は社会のセーフテイネットとして将来にわたり必要とされるものですし、急速な高齢化の進展の中で新たな成長産業と位置付けられています。「変化する時代のニーズに応える」ということ は、利用者サービスのみならず、スタッフの労働環境への対応も同様だと考えています。
今後も利用者とスタッフを大切にしながら、 尾道という歴史豊かな町で新しい時代にふさわしい福祉を作り上げていきたいと思っています。