実際の現場って?
私が勤務する尾道サンホームは、標高288mの山の上にあり、自然豊かな場所にあります。山の上ということで、辺鄙な場所と誤解されがちですが、国道から脇道(坂道)を入って、車で2分も走ればすぐに到着する場所で、決して辺鄙な場所ではありません。
私がこの尾道サンホームに勤務して3年が経ちますが、勤務したばかりの時と同様、現在も感じていることがあります。まず、朝通勤すると、職員のあいさつを待たずして、自ら進んであいさつをしてくれる利用者が、尾道サンホームには多くいます。また名前と顔を直ぐに覚えてくれ、ずっと忘れないでいてくれる利用者が多いのです。利用者からは、「明日も来るの?明日も来てね」「今度はいつ来るの?」「○○さん大好き」との言葉もよく聞かれ、職員と利用者との密着(信頼)関係が高いことを感じるのです。
また尾道サンホームは、入所施設として生活支援を提供していますが、もう一つの家庭でもあります。そのため、どの職員も愛情を欠かすことなく利用者を支援し、常に愛情が注がれていることを感じます。
冬は寒い場所ですが、とても暖かい雰囲気に包まれている施設だと、私は思います。
にしざこの家では、利用者の方からしっかり話をし、以前されていた趣味や得意なことを教えていただき、プログラムに活かすことで、利用する方が自ら楽しんで利用してもらえる事業所作りを目指しています。
以前よく畑作りをされていた利用者の方は、畑に誘うと「行こうか!」と笑顔で畑に向かわれます。もうすぐ100歳を迎えられますが、「100歳超えても畑に行くよ」とよく話をしてくださいます。
毎月のうどん作りでは、全員で協力し活気があふれ、普段料理をされない男性の利用者も力が必要な場面では「よっしゃ、やるぞ!」と張り切って参加してくださいます。昼食ではできたての手打ちうどんの味を楽しんでいます。
朝の体操が始まる前の時間は、女性同士で集まり、和やかな雰囲気の中、マフラーや小物を編んで過ごされます。にしざこの家で行われる祭りでうどんや編み物を出品することを目標にみんなで頑張っています。
また、にしざこの家の活動で、欠かせないのが地域の方のご協力です。演奏会をして下さったり、祭りや行事での手伝いや、地域の行事にも参加させて下さり、大きな力になっています。普段でも利用者の方に声をかけ、温かく見守っていただくことがとても励みになっています。今後も、地域の方や利用者の方と温かく笑顔あふれるにしざこの家を目指していきたいと思います。
私は主に、利用者さんと一緒に作業活動に取り組んでいます。そこでは挨拶や作業態度など社会性の向上と、作業能力の向上を目指し支援しています。利用者さんが日々成長していく姿を見ると、この仕事を始めて良かったなと大変やりがいを感じます。また利用者さんも私も様々な失敗をしますがその都度、先輩職員に励まされ、利用者さんと一緒に反省しお互いに成長していくことができるのも、この仕事の楽しさです。
仕事の面だけでなく当法人は「職場風土改革促進事業」の取り組みや、週1回のNO残業デーの実施など、仕事と家庭の両立にも力を入れておりプライベートの充実が働きやすさの一つになっています。
また、サークル活動を通して法人内の職員とも活発な交流が図れています。サークル活動には様々な年 代の職員が参加していますが、あくまでプライベートな時間のため、気兼ねなく和気あいあいと活動に取り組むことができ、心身のリフレッシュに繋がっています。そのため職場でもプライベートでも笑顔の溢れる人間関係を築くことができています。
皆さんも尾道さつき会で元気よく、明るい仲間と一緒に笑顔を増やしませんか?
入社して3年目。特養で働き始めて感じた事は出会いの多さです。利用者だけでなく一緒に働くスタッフとの出会い。自分にないものを日々与えられ吸収できます。
働き始めは毎日業務を覚える事に必死でした。自分の出来ることを精一杯しても失敗する事も多くありました。落ち込んだ時、同期や同年代の職員に励まされ助けられました。
ユニットで1つの目標を立てた時、考え方の違う人と意見のぶつかり合いもありました。いろんな事を試してみて、何度も失敗しその都度皆で意見を出し合います。ユニットで目標を持つ事で職員間のコミュニケーションが増え何事も協力し合い信頼関係を築けると思いました。
施設では利用者が生きがいをもち安心して暮らせるような環境つくりの為に季節に合わせた行事をしています。毎回利用者、家族、職員皆が楽しめる行事になっています。準備は大変ですが人が喜ぶ姿が見られるのがとても嬉しいです。
私は少しでも多くの人に笑顔と感動を届けられるようにこれからも介護を楽しんでいきたいです。